神戸とIROI
神戸で生まれた、新しいモード
IROIのファーストアイテムに、
「ジャケット」が選ばれたのは、偶然ではありません。
IROIが生まれた街、神戸。
1868年の開港以来、海外からさまざまな文化を受け入れてきた神戸には、洋装をはじめとする新しいファッション文化が根付き、独自の美意識が育まれてきました。現在も神戸には、多くのアパレル企業やブランドが集まり、服を通して新しい価値を生み出しています。
異なる文化を受け入れながら、
それをそのまま真似るのではなく、
自分たちの感性へと変えていく。
それは、神戸という街が持つ魅力のひとつだと、私は考えています。
私は神戸に生まれ、神戸で育ちました。
この街でファッションに出会い、
服を学び、服の世界に身を置き、
そしてIROIを始めました。
私自身がこの街で生き、
服と出会い、感じてきたこと。
それこそが、IROIにとっての神戸です。
なぜ、最初の一着がジャケットだったのか。
ジャケットには、
長い時間を超えて残ってきた普遍性があります。
仕立て、佇まい、
纏ったときに生まれる緊張感。
それは単なる衣服ではなく、
その人の姿勢や存在感まで引き立てるものだと思っています。
だからこそIROIは、
その普遍的なアイテムを、
そのまま受け継ぐのではなく、
自分たちの視点から捉え直しました。
クラシックなジャケットに、
バルーンという異なるフォルムを掛け合わせる。
構築的でありながら、柔らかい。
端正でありながら、自由。
強さがありながら、女性らしい。
既存の美しさに敬意を払いながら、
そこに自分たちの意思を重ねる。
それがIROIのファーストアイテムです。
内に秘めた意思を貫いてこそ、本当に美しい
IROIが大切にしているのは、
誰かが決めた「こうあるべき」に
自分を合わせることではありません。
流行だから。
女性だから。
この年齢だから。
こう見られたいから。
そんな外側の基準ではなく、
「私は、どうありたいのか。」
その問いに、自分自身で答えること。
それは、神戸の歴史をそのまま語り継ぐことではなく、
この街で生まれ育った私たち自身が、
これから新しい価値をつくっていくことでもあります。神戸には、異なる文化を受け入れ、
そこから新しいものを生み出してきた歴史があります。
IROIもまた、
既存の価値をそのまま繰り返すのではなく、
自分たちの感性で問い直し、
新しいモードを発信していきたい。


