神戸とIROI






IROIのファーストアイテムに「ジャケット」が選ばれたのは、偶然ではありません。

それは、神戸という街の“美学”を受け継ぐ象徴でもあります。

 

神戸は日本のファッション文化の原点とも言える場所。1869年、神戸港の開港とともに、イギリスの洋服商カペル氏が居留地にテーラーを開いたことから「神戸洋服」は始まりました。異国情緒と洗練が交差するこの街では、上品でエレガントなスタイルが根付き、どれほど流行が移り変わろうとも、“本物を見極める美意識”だけは決して揺らがなかった。

 

私は神戸に生まれ、神戸で育ちました。

この街の空気に溶け込むように、「装い」に対する誇りと静かな強さを感じてきました。

それは単なるファッションではなく、生き方そのものを映す美学です。

だからこそ、IROIの最初の一着には

「ジャケット」を選びました。

それは、神戸が長年受け継いできたテーラリングの精神への敬意であり、

“上品さ”と“芯のある強さ”を同時に纏うことができる唯一の服だと思ったから。

"内に秘めた意思を貫いてこそ本当に美しい"

神戸の街が時を超えて貫いてきたポリシーのように、IROIの「バルーンジャケット」もまた、流行に左右されず、あなたの中の確かな強さを映し出す存在でありたい。

IROIの既成美の基準や固定概念に反骨精神を融合させた新たな価値へと挑戦します。




日本近代洋服発祥の地 記念彫刻 (袖の象形化)